2017/06/20

平成29年5月に調査を終了したケース

平成29年6月1日、同年5月に札幌市オンブズマンによる調査が終了した案件の調査結果等について公文書公開請求を行ったところ、6月15日に一部公開決定がなされた。

上記の期間(平成29年5月)に調査を終了した案件は全10件で、このうち、オンブズマンの自己の発意による調査が1件である。

なお、今回の公文書公開請求から、オンブズマンがどのような論点を調査しようとしたかを確認するため、調査実施通知書についても公開請求を行うことにした。今後、必要に応じてその内容についても、当ブログにおいて紹介したいと考えている。

①第28−93号
 市長に対し不満を訴えたにもかかわらず、市の環境事業部廃棄物課から回答文書が寄せられたこと及び回答文書の内容に納得がいかないとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:岩田雅子)

②第28−96号
 市が所管するスポーツ施設で事故が生じた場合に市が負うべき責任について文書で問い合わせたが、回答文書の記述では問い合わせに対する回答がなされていないとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:房川樹芳)


③第28−97号
 市が設置するスキー場(管理運営は指定管理者が実施)においてスキー大会が開催された際、大会参加者がリフト利用時にスキー板をもって乗車していたが、スキー板が落下したときの危険性を考慮して、そうした扱いをやめさせてほしいとして苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:房川樹芳)

④第28−98号
 固定資産税を滞納していたために土地と家屋を差し押さえされたことから、差し押さえを解除することを求めたが、差し押さえが解除されないこと等について、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:房川樹芳)

⑤第28−99号
 市が設置するプールの利用条件の緩和について市と折衝してきたところ、今後、その対応を担当することになった職員はこれまでの対応の経緯から信用できないとして、これまでの経緯について納得のできる説明をしてほしいとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:岩田雅子)

⑥第29−1号
 勤務先の会社を退職したことから健康保険を脱退し、国民健康保険に加入することになったが、保険証が届く前に医療機関を受診し、その際に医療費を全額自己負担せざるを得なかったとして、健康保険脱退前から国民健康保険の保険証を交付するよう求め、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:杉岡直人)

⑦第29−2号
 市が設置するプールにおいて、監視員による監視が十分に行き届いていないとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:岩田雅子)

⑧第29−5号
 札幌市の公衆wi-fiが地下歩行空間や札幌市役所本庁舎1階でつながらず、不便を被っているとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:杉岡直人)

⑨第29−7号
 札幌地域ポイントが事前の告知がないままにポイント付与が終了したことは会員の信頼を裏切るものであり、断じて許されるものではないとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:杉岡直人)

⑩第28−発2号
 札幌市における、避難行動要支援者名簿作成等への取り組み状況及びその課題について、オンブズマンが自己の発意により調査を実施したケース。(担当オンブズマン:杉岡直人)

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