2019年2月22日、以下の議案が札幌市議会に提出され、同日、議会の同意を得た。これにより、新たに八木橋眞規子氏(札幌簡易裁判所民事調停委員)がオンブズマンに就任し、房川樹芳氏(弁護士)がオンブズマン2期目に再任されることになった。八木橋氏は、2015年3月に就任した岩田雅子氏(札幌地方・簡易裁判所民事調停委員)の後任である。2019年3月1日以降、2016年3月1日に就任したオンブズマン2期目の杉岡直人氏(大学教授)とあわせ、3名体制で札幌市オンブズマンの職務が遂行されることになる。
2019/02/22
2019/02/19
2019年1月に調査を終了したケース
2019年2月1日、2019年1月に札幌市オンブズマンによる調査が終了した案件の調査結果等について公文書公開請求を行ったところ、2月15日に一部公開決定がなされた。
上記の期間(2019年1月)に調査を終了した案件、全4件において、調査結果が通知されている。
ところで、今回紹介する案件には、「申立人は興奮した状態になり」とか、「興奮した状態が収まらない申立人」といった、苦情等調査結果通知書を読んだ申立人の興奮を再び喚起しそうな記述がみられるものがある(どの案件かは、触れないでおこう)。なるほど、市職員が市民への対応に苦慮するケースはあるのかもしれないが、このような記述が適切であるか、検討を要するように思われる。
①第30-52号
滞納していた水道料金を納付するために出向いたにもかかわらず、納付金額が少なすぎるとして受け取りを拒否されたこと等について、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:岩田雅子)
②第30-53号
生活保護受給者に年金が遡及支給されたところ、生活保護法第63条に基づく返還について、月々の生活保護費から天引きする方法が担当ケースワーカーから打診されたが、このような返還方法は違法であるとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:房川樹芳)
③第30-56号
数年前まで通院していた歯科診療所に対する保健所の対応が不十分であるとして、苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:杉岡直人)
④第30-58号
生活保護を受給している兄弟に住居を賃貸していたところ、家賃を未払いのまま転居したが転居届が未提出のままであるとして、転居届の提出がなされるよう強制的な手段をとることを求めて苦情が申し立てられたケース。(担当オンブズマン:房川樹芳)
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